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霊柩車とは

霊柩車とはもともと「野辺送り」という古くある葬送文化習慣に自動車を利用したものです。
「野辺送り」とはご遺体を納めた棺おけをお墓(土葬)または火葬場へ担いで運ぶ行列のことを指し、遺族・親族だけでなく、一般会葬者など多くの人が行列に参加しました。
※「野辺」とは野原という意味だけでなく、埋葬地や火葬場という意味があります。

宮型霊柩自動車

特徴
昔からある伝統的なデザインの霊柩自動車です。
野辺送りの際、亡くなった方をお運びするのに昔から用いられているお宮をモチーフにしており、豪華な外装と内装が特徴です。
写真は関東型というタイプで、その他に名古屋型、関西型などもあります。
素材も写真は銅葺き白木ですが、総白木、金箔漆塗りなどもあります。
車種は国産車両、外国車両を利用します。
※写真は2008年式フォードマーキュリー

マウスカーソルをポイントすると内部を見ることが出来ます

洋型霊柩自動車

特徴
霊柩自動車であることが分かりにくいため、町に溶け込むデザインが特徴です。
内装も洋風インテリアで装飾されており、シンプルながらも厳かな雰囲気をたたえています。
また、車両両脇後方にあしらってある弓なりの装飾は「ランドボー(landau bars)」といい、かつてヨーロッパなどで霊柩車に馬車を用いていた頃、幌を開閉する際に使われていた蝶番をモチーフにしています。
車種は国産車両、外国車両を利用します。
※写真は2015年式クライスラー300

マウスカーソルをポイントすると内部を見ることが出来ます

著名人による次世代霊柩車のデザイン

浅井慎平氏
(写真家)
南伸坊氏
(イラストレーター・エッセイスト)
藤森照信氏
(東京大学教授・近代建築)
 
片山右京氏
(元F1レーサー)
應蘭芳氏
(女優)
 

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